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食品リサイクルを手掛ける「日本フードエコロジーセンター」(相模原市)などが設立した発電会社「さがみはらバイオガスパワー」(同)は8日、食品廃棄物由来のメタンガスを燃料にする発電所(同)の開所式を実施した。市は同日、両社と持続可能な開発目標(SDGs)の普及啓発などに関する連携協定を締結した。
日本フードエコロジーセンターは食品廃棄物を飼料に加工する事業を行っており、発電所ではこれまで飼料に加工できなかった油や塩分の多い廃棄物を発酵させてメタンガスをつくり、発電の燃料にする。
売電収入などで、年間で2億数千万円の売上高を見込んでいる。建設費用は約11億円で、横浜銀行などの金融機関が資金調達で協力したという。
日本フードエコロジーセンターは近郊の食品工場やスーパーなど約180カ所から食品廃棄物を集めており、リサイクルできないものは焼却処分していた。
両社と市の連携協定の項目にはSDGsの普及啓発や、脱炭素社会の推進などが盛り込まれており、本村賢太郎市長は「この地から持続可能な相模原を発信していく」とあいさつした。
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