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世界最強でエコなネオジム磁石 温暖化抑制や脱レアアースに貢献 発明のノーベル賞候補、佐川真人氏らに本田賞

Masato Sagawa (left) and John Croat, who participated online, at the Honda Prize awards ceremony (©Sankei by Juichiro Ito).

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世界最強の永久磁石として、高性能なモーターの実用化に道を開き、電子機器などの小型化や省エネルギー化で社会を変革した「ネオジム磁石」の発明者2人に今秋、エコテクノロジーへの貢献をたたえる「本田賞」が贈られた。大同特殊鋼顧問の佐川真人氏と、米ゼネラル・モーターズ(GM)元常務のジョン・クロート氏が1982年、それぞれ全く別の製造方法で異なるタイプを独自に開発し、ノーベル賞の呼び声も高いネオジム磁石とは-。

社会を一変させた磁石

ネオジム磁石とは、希少元素である希土類(レアアース)のネオジム、鉄、ホウ素を主成分とする永久磁石だ。レアアースのジスプロシウムを少量加えることにより、世界最強の磁力を発揮。わずか1グラムのネオジム磁石で、3キログラムもの鉄をがっちりと引き付け持ち上げられるほど磁力が強い。文房具や日用品に広く使われている最も一般的な黒い色の磁石「フェライト磁石」の数十倍だ。

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