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2023年の平均気温、平年より1・29度上回り過去最高 全国最高は福島、石川で記録

People walking in Harajuku, Tokyo, on the afternoon of July 10, 2023 during a heat wave. (©Sankei by Yukuto Hagihara)

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気象庁は4日、2023年の平均気温が、平年値(20年までの30年間平均)を1・29度上回り、1898年の統計開始から最も高くなったと発表した。これまでの最高は20年の平年プラス0・65度で、大幅に記録を更新した。特に近年高い傾向が続いており、19~23年が観測史上の上位5番目までを占める。

気象庁によると、23年は春(3~5月)と夏(6~8月)、秋(9~11月)の3季連続で過去最高を更新。月別でも、3、7、8、9月が統計史上最も高くなった。

「大暑」らしい強い日差しが照りつける街中を歩く人たち=2023年7月23日午後、大阪市北区(甘利慈撮影)

23年の全国最高気温は、8月5日に福島県伊達市、10日に石川県小松市で記録した40・0度。群馬県桐生市では、最高気温35度以上の猛暑日を46日観測し、年間の最多日数を更新した。秋になっても暑さは収まらず、東京都心では11月7日に27・5度に達し、都心の11月観測史上最高を100年ぶりに塗り替えた。

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