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鹿島は13日、2025年大阪・関西万博に、二酸化炭素(CO2)の排出を従来と比べて7割削減できるコンクリートを使ったドームを建設すると発表した。会場内の西ゲート広場付近に建て、環境教育の展示施設として活用される見通し。
4月に着工し、11月に竣工する。鉄筋コンクリート造りで、高さ5・45メートル、直径23メートル×18メートルの楕円形となっている。低炭素型のコンクリートを採用し、製造時にCO2を吸収して固まる技術と組み合わせて、大幅なCO2削減を実現した。
鹿島の技術研究所(東京都調布市)の隣接敷地に、万博で建設するものと同じ大きさのドームを試験施工し、報道陣に公開した。
建設業に関わるCO2は全産業の約4割を占めており、抑制するための技術開発に各社は力を入れている。鹿島の坂田昇執行役員は「この技術を社会実装し、より多くのCO2削減につなげていきたい」と語った。
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