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2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は7日、個人の脱炭素社会の実現に向けた取り組みを促す「EXPOグリーンチャレンジアプリ」のサービスを開始した。廃食用油の回収やマイボトルの利用など温室効果ガス削減につながる行動をすればポイントがもらえ、景品が当たる抽選に参加できる。
スマートフォンなどで利用できる無料アプリで、来年4月の万博開幕までに20万ダウンロードが目標。利用者の取り組みにより、万博の想定来場者2820万人がJR大阪駅から万博会場の夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)まで自動車などで移動した場合に排出される総量と同じ約5万7千トン相当の二酸化炭素削減を目指す。
アプリには、マイボトルの利用やごみ拾いなど7つの「チャレンジメニュー」があり、各メニューにある目標を達成することでポイントがもらえる。一定のポイントをためると3カ月に一度行われる抽選に参加でき、環境に配慮したグッズなどが当たる。
協会の永見靖・持続可能性部長は「万博では会場外でも脱炭素の未来社会を示すことが重要だ。アプリは閉幕後も運用し、万博のレガシー(遺産)になれば」と期待した。
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