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パナソニックホールディングス(HD)は26日、開催までもうじき1年となる2025年大阪・関西万博の機運醸成へ向け、大阪府門真市の「さくら広場」に廃棄漁網をリサイクルして作った「うみのハンモック」を設置した。同社の万博パビリオンの建築設計を担当する建築家の永山祐子氏が手がけ、寝そべりながら桜を見ることができる。設置期間は万博の会期終了までを予定している。
うみのハンモックは海洋ゴミの問題への啓発などを目的に永山氏が制作し、東京ミッドタウン(東京都港区)で展示されていた。伸縮性があり丈夫で、子供だけでなく大人も一緒に寝転んで景色を楽しむことができる。
パナソニックHDのパビリオンにも廃棄漁網をリサイクルしたネットを使ったベンチを設置予定という。永山氏は「子供だけでなく、大人も一緒に楽しんで子供時代を思い出してもらいたい」と話した。
また、パナソニックHDで関西渉外・万博推進担当参与を務める小川理子(みちこ)氏はパビリオンの完成状況について「現在は順調に推移しており、進捗(しんちょく)率は50%」と説明。このまま進めば来年2月に竣工(しゅんこう)式が実施できるといい、「着々と準備が進められており、万博が日々近づいてくることを実感している」と述べた。
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