J2Eは5日、世界的なグローバル食品企業「味の素株式会社」(東京)の理事、畝山寿久氏とウエブ懇談を行いました。
味の素グループは、100年以上前に「おいしく食べて健康づくり」を目的に創業。アミノ酸の研究を起点に、アミノサイエンスⓇを軸に成長、調味料や冷凍食品から農業資材、再生医療まで約7億人を超える生活者に商品を提供しています。
畝山氏は「食品事業はもちろんですが、世界有数のアミノ酸の発酵技術はノーベル賞受賞者の京都大学の山中伸弥教授の再生医療、半導体材料にも活用されています」と話す。
同氏によると、社の使命として「アミノサイエンスⓇで人・社会・地球のWell-beingへ貢献」「2030年までに10億人の健康寿命の延伸、CO2負荷の50%削減」を掲げているそうです。
同氏はまた、事業の歴史に触れ、「私はグローバルコミュニケーション部にいますが、コミュニケーション部ができたきっかけは、製品の主力成分であるグルタミン酸ナトリウムの(身体に悪いという)風評被害でした」と振り返りました。そのうえで、「食品を通じて人々の健康と環境負荷の軽減に取り組んでいますが、残念ながらきちんと評価されているとはいえません。J2Eにはフットワーク軽くきめ細やかに取材して、情報発信してほしい」と要望しました。
J2Eも、同社の理念に共感しており、情報発信で貢献したいと思います。