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天皇陛下、ビデオでご講演 世界水フォーラム 能登半島地震「経験と知識の共有」願われ

Emperor Naruhito gives address via video at the 10th World Water Forum. (Image courtesy of Imperial Household Agency)

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天皇陛下は21日、インドネシアで開催中の「第10回世界水フォーラム」にビデオメッセージを寄せ、基調講演された。能登半島地震における津波や断水など、水と災害を巡る課題にも触れ、「経験と知識の共有や、備えの大切さへの理解と行動が地球規模で望まれます」と述べられた。. 

陛下は約20分間のビデオメッセージで、フォーラムのテーマ「繁栄を分かち合うための水」について英語でご講演。今春、皇后さまとともに訪れた能登半島地震の被災地の津波被害や大規模な断水、トイレの確保などの問題について写真を交えて紹介された。

陛下は「災害は、SDGs(持続可能な開発目標)達成の大きな阻害要因の一つ」とご指摘。気候変動をはじめ、国際社会が直面する多くの課題は「水」と深くかかわっているとして、フォーラムにおける議論が「誰一人取り残されない繁栄の実現につながっていくこと」を願われた。

陛下は「水」問題への取り組みをライフワークとし、皇太子時代から国際会議などで講演を重ねられてきた。

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