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JR西日本は19日、新幹線の運行で使用される電力の10%を令和9年度までに二酸化炭素(CO2)を排出しない再生可能エネルギー由来の電力に切り替えると発表した。新幹線の消費電力を再生エネ由来にするのは国内初。JR西は、電力消費量が特に多い新幹線で取り組みを始めることで、2050(令和32)年にグループ全体のCO2排出量を実質ゼロにする計画の実現を目指す。
電力会社が太陽光などで発電した電力を調達することで、新幹線の消費電力を再生エネ由来とする。また大阪環状線とゆめ咲線でも令和9年度に消費電力を100%再生エネ由来にする計画で、9年度には新幹線と合わせて「一般家庭約5万世帯分にあたる約2億1千万キロワット時の電力を再生エネ由来にする」(担当者)計画だ。
会見したJR西の長谷川一明社長は「高速で走る新幹線は電力の使用量が多く、電力会社側から電力の安定供給で協力を得るためにも、早期に取り組みを開始する必要があると判断した」と説明した。
黒川 信雄(産経新聞)
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