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地球温暖化対策の副作用 アジアの貧困人口倍増 京大など予測

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未来に向けて持続可能な社会を実現するため、カーボン・ニュートラルを目指す炭素税の導入など、深刻化する地球温暖化を抑制する対策が世界中で進んでいる。だが、最近の京都大などの研究により、全世界で温暖化対策が進むと、2050年の貧困人口は世界で44%増加し、アジアでは倍増する可能性があると判明した。温暖化対策の意外な「副作用」で、進め方の難しさが改めて見えてきた。

対策の推進は喫緊の課題

ゲリラ豪雨、生態系の撹乱(かくらん)、海洋の酸性化や水位上昇など、社会生活に密接な部分で地球温暖化の影響が顕著になっており、その原因となる温室効果ガスの排出抑制は、全地球的な喫緊の課題だ。

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筆者:伊藤 壽一郎(産経新聞)

2023年8月5日産経ニュース【びっくりサイエンス】より

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