食を通じてSDGs体感 伊藤忠が本社内に新感覚のファミレス

伊藤忠商事が気軽にSDGsを体感できるレストラン「星のキッチン」をオープンした。

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伊藤忠商事が、食べることを通じて気軽にSDGs(持続可能な開発目標)を体感できるレストラン「星のキッチン」を東京・北青山の本社敷地内で7月21日に開業した。大豆ミートや有機農法の野菜などサステナブルな食材を使い、子どもから大人までがおいしく、楽しく食べられるようファミリーレストランを手本にしたメニューを提供する。

総合商社の本社内のレストランは珍しいが、伊藤忠の岡藤正広会長は「営利目的ではなく、親子が食を通じてSDGsを肌で感じてもらうために開設する。われわれがSDGsをリードしていきたい」と話している。

「星のキッチン」メニュー(伊藤忠商事提供)

レストランは店舗内が64席。外のテラスも合わせ約100席。営業時間は午前11時から午後9時。月曜定休。

メニューは、ひき肉の代わりに大豆ミートを使ったボロネーゼ(税込み1500円)、大豆から作ったソイチーズとオーガニックトマトのマルゲリータ(1600円)、規格外のバナナを使うバナナシェーク(700円)、サステナビリティに配慮したエビのフライをのせたお子様ランチ(950円)、テークアウト限定で販売するモデルの冨永愛さん監修のデリ・ボックス(1300円)など。

「星のキッチン」店内(伊藤忠商事提供)

調理・店舗運営は、カフェなど飲食業を手掛けるトランジットジェネラルオフィス(東京都渋谷区)が行う。

7月19日にはオープン記念イベントが開かれ、伊藤忠SDGsスタジオのエバンジェリストを務める冨永愛さん、お笑いコンビ、よゐこの濱口優さんとタレントの南明奈さん夫妻が出席。冨永さんは「SDGs、サステナブルな食材は敷居が高いという印象が持たれますが、普段食べているものと変わらないし、おいしいので広く知ってもらいたい」とアピールした。

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