Japan 2 Earth

不揃いの〝訳あり品〟、物価高で広がる需要、老舗のおかきやポッキーまで

Chuoken Senbei, a century-old rice cracker manufacturer, selling chipped rice crackers in bulk, Shibuya-ku, Tokyo, October 30. (©Sankei by Toshinari Nishimura)

This post is also available in: English

製造過程で割れたり欠けたりして正規品として販売できなかった〝訳あり品〟の需要が拡大している。見た目以外の味や品質は正規品と変わらないが価格は正規品より安くお得感があるため、最近の物価高騰の影響による家計の負担を少しでも軽くしようと買い求める消費者が増加。食品ロスの削減にもつながることから、食品や流通業を中心に訳あり品を取り扱う動きも広がってきている。

今年、創業100周年を迎えた老舗煎餅屋「中央軒煎餅」は10月30日、製造過程で約1割生じる欠けたりしたおかきを量り売りするプロジェクト「GRAM Kakecco(グラム かけっこ)」を開始すると発表。11月2~4日の期間、本店(東京都板橋区)で量り売りを実施した。

コンセプトは、「『欠け』を『eco(環境)』に」。プラスチックなどに比べて環境負荷の少ない紙袋や瓶、持参した容器に、全10種類のおかきから好きな種類をすきなだけ詰め込むことができる。価格は100グラム当たり324円で、正規品に比べて半額以下で購入できるという。

この記事の続きを産経ニュースで読む

This post is also available in: English

モバイルバージョンを終了