グローネットとWeb懇談会

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J2Eは12月1日、グローバルな運搬物流会社「グローネット」(韓国・ソウル)の金珽澈(キム・ジョンチョル)代表取締役とWeb懇談会を行いました。

同社は、韓国、日本をなどの東南アジア、北米、中東、ヨーロッパなど世界中に、原子力発電所といった大型プラント装備などを輸送運搬しています。コンテナ移送だけではなく、潜水艦といった超重量物の移送を得意としているといいます。

環境ビジネスとしては、韓国の廃タイヤをチップにして、日本の発電所に移送。石炭などの化石燃料を代替するサーマルリサイクルに寄与しています。

北海道・石狩新港のバイオマス発電にも参画しており、マレーシアやインドネシアなどの東南アジアからパーム椰子殻(PKS)ペレットを、毎年1万t移送。茨城県神栖市のバイオマス発電所にもPKSを運んでいるといいます。

金代表取締役は「椰子の殻は、4000kcal/kgとカロリーが高く、安定しています」と指摘。

「来年(2024)年に、リサイクルの新会社を立ち上げ、廃タイヤのサーマルリサイクルや、再利用が難しい紙おむつのRPF化などにも取り組みたい」と今後の展望を明らかにしました。

韓国の廃タイヤチップの日本への輸出量は年々、増えており、カーボンニュートラルの目標達成に貢献する手段の一つとして期待されています。

J2Eは、同社の今後の環境分野の取り組みを紹介していきます。