Japan 2 Earth 「絆を深めよう2025」 オンライン会議開催
地球環境を守り、未来の世代につなげる日英のバイリンガルニュースサイト「Japan 2 Earth」のオンライン会議が4月18日、開催されました。

地球環境の保全と、未来世代につなげることを目的とした日英のバイリンガルニュースサイト「Japan 2 Earth」(J2E)のオンライン会議が4月18日、開催されました。参加者は12のパートナー企業・自治体・団体から約30人が参加し、脱炭素やウェルビーイングの推進など多岐にわたるテーマで意見交換が行われました。
冒頭、杉浦美香・J2E編集長が「将来を担う子どもたちのために持続可能な社会を築くというJ2Eの理念に共感くださった皆様と共に情報をしっかり発信していきます」と感謝の意を表明しました。
今年4月から新たにパートナーに加わった神奈川県横須賀市は「脱炭素」をテーマに、ゼロカーボンを目指す取り組みとして、太陽光パネルやカーシェアリングの活用を紹介。また、三浦半島の横須賀市を含む4市1町の自治体が連携し、CO2の吸収源となる藻場の再生事業で協力していることなどが共有されました。
リサイクルのテーマでは、「大谷清運」が回収したリチウムイオン電池の発火リスクによる問題に言及。自社でリチウム検知装置を開発したことを報告しました。「東広商事」は張替などで大量に出てしまう人工芝の廃材再利用事業に取り組んでいるほか、「双葉三共」は下水処理過程で生じる有機廃棄物を有機肥料として再生するプロジェクトを説明しました。
SDGsのテーマでは、「アミノアップ」がCO2対策のため社屋の冷房に雪氷冷熱を利用し、太陽光発電やエネルギー効率が高いスプレードドライ(噴射)を製造過程に導入し、環境負荷の低減を図っていることに言及されました。
「江口」はDXの一環として、日本製の自律型掃除ロボットについて紹介。ロボットがエレベーターを利用して各階を移動することで人手不足の課題に対応しており、東京・高輪ゲートウェイ駅での導入事例も紹介されました。「大和コーポレート」は、東南アジアで展開する事業に触れ、リサイクル技術の普及に関して、啓発活動を通じ、日本のノウハウを広める役割を担いたいと語りました。
ウェルビーイングのテーマでは、大阪の温泉施設「SPA WORLD」はインバウンド増加により入れ墨を施した利用者への対応に苦慮している現状を共有。「食」のテーマでは、肉牛生産者団体である「全国肉牛事業協同組合」が、地球温暖化の要因とされる牛のゲップのメタンガスを抑えるための飼料研究を進め、一定の成果を得られていることを報告しました。
最後に、内藤泰朗・JAPAN Forward編集長は「楽しく地球環境保全に貢献し、サポーターの皆様との絆を深めていきたい。今後もJAPAN ForwardとJapan 2 Earthの発信力を一層高めてまいります」と今後の展望を語りました。
