全国産業資源循環連合会で「女性部協議会」が設立 女性がもっと輝き続けられる資源循環業界に

産業廃棄物の処理を行う業界団体「全国産業資源循環連合会」の中に女性部会の全国組織「女性部協議会」が2022年11月18日、設立された。

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産業廃棄物の処理を行う業界団体「全国産業資源循環連合会」の中に女性部会の全国組織「女性部協議会」が2022年11月18日、設立された。女性がもっと輝き続けられる資源循環業界を目指し、コミュニティサイトを通じ、交流の場を提供する。

 女性部会の会長はJ2Eのサポーター企業でもある大谷清運の二木玲子(ふたぎ・れいこ)社長が就任した。

 設立のきっかけは、二木氏はじめ各女性部会の代表が集まった座談会だった。女性部会の設立にあたっては「女性部会長の負担が増えるのではないか」「仕事につながらない」「地域によって女性の会員はいない」「青年部があるのに必要か」なとどいった意見もあった。

 このため、47都道府県の協会の会員企業の女性従業員にウエブアンケートを実施。部会に所属していない従業員をはじめ578人が回答。「女性コミュニティに参加したいですか」という問いに約7割が「とても思う」「思う」と答えた。また、「今の状況では参加しづらい」「時間がない」といった声もあったため、会員の交流や、いつでもオンラインで学べる環境を提供するために、コミュニティサイトを立ち上げることになった。

 二木氏は「同じ思いをもった人とつながり、心のよりどころとなるようなコミュニティにしたい。女性の働きやすい環境は業界全体の発展にも貢献する」と話している。

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