新種の細菌でウシのげっぷを減らせ メタン排出抑える日本の戦略

ウシのげっぷに含まれるメタンは地球温暖化の一因。新種の細菌の研究で、日本は独自の対策を進めている。

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ウシのげっぷによって排出されるメタンは地球温暖化の一因だ。対策が世界的な課題となる中で、日本は国家プロジェクトとして独自の研究を進めている。人がヨーグルトを食べて腸内細菌のバランスを整えるように、新種の細菌をウシに食べさせてメタンを減らすのだという。どのような作戦なのか。

げっぷは世界の温室効果ガスの5%

家畜のウシは、草や穀物の餌を胃の中で発酵させて栄養分を得ている。メタンはこの過程で発生し、胃が動くときに押し出されて1~2分に1回程度の頻度で、げっぷとして外に出てくる。

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2023年4月9日付産経新聞【クローズアップ科学】より

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