株式会社 NAVISとウェブ懇談会

The latest news from Japan 2 Earth.

J2Eは2月2日、インド人人材紹介会社「ナビス(NAVIS)」の代表取締役社長、中島耕平氏とウエブ懇談会を開催しました。

同社は、日本語や看護、介護などの技術を習得したインド人を人手不足で悩む日本の施設などに紹介しています。福井県勝山市の老人ホーム「さくら荘」で働く、同社が紹介したインド人介護士を取材したドキュメンタリー番組「私たちインドから来ました~15人が起こした小さな奇跡~」(福井テレビ)は2023年、第32回FNSドキュメンタリー大賞にノミネートされ、民放連盟賞地区審査・審査員特別賞を受賞するなど、大きな反響があったといいます。

中島社長は「インドでは毎年約2500万人の子どもが生まれ、2040年まで(15億人超)と増え続ける見込みです。しかし、その人口をまかなうだけの仕事が国内にありません」と指摘。インドはGDPを保つためには、国や州政府も、海外で仕事を得て本国に仕送りしてもらうことで外貨を獲得する方針をとっていることを明らかにしてくださいました。

同社は、2018年からインド人を日本に送り始め、外国人技能実習制度を活用して介護分野で140人が日本国内で勤務。看護・介護分野のほか、宿泊業務、ドライバーなどインド人が日本国内で働く業務は拡大しているといいます。

ただ、日本の制度は、発展途上国への技能や知識の移転を目的としているため、在留は最長で5年間。中島社長は「日本が好きになり、日本での在留継続を望む技能習熟者を帰してしまうのは問題」と疑問を呈しました。

さらに、「インドに向けては、日本での成功例を知ってもらい、日本に働きに来たい人を増やしたい。日本に向けては、インド人がコミュニケーション能力も高いことなど、もっとインドについて知ってもらいたい」と述べ、J2Eへの情報発信に期待感を示しました。

J2Eは、インドと日本とのかけ橋になれるように情報発信に努めます。